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飲食店の採用面接のやり方|質問例・評価シート・合否通知テンプレートまで解説

飲食店で初めて採用面接を実施するオーナー向けに、事前準備から当日の進め方・合否通知まで3フェーズに分けてわかりやすく解説します。正社員・アルバイト別の質問例リスト(30問以上)、コピーして使える評価シートテンプレート、採用・不採用双方の電話・メール通知文例を収録。NG質問一覧と採用ミスマッチを防ぐ見極めポイントも網羅。

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1. 面接前の準備|評価シート・設定・服装の確認

飲食店の採用面接で最もよくある失敗は、「なんとなく話して、なんとなく決める」という曖昧な選考です。感覚頼りの判断は採用後のミスマッチを生み、早期離職につながります。面接当日に慌てないためにも、事前準備を手順として整理しておくことが重要です。

このセクションでは、評価シートの設計・会場設定・応募者への案内という3つの準備軸を解説します。

1-1. 評価シートの設計と点数化

面接官が複数いる場合も、一人で判断する場合も、評価シートを事前に用意することで「何を見るか」が統一されます。以下は飲食店向けの基本的な評価項目と配点の例です。

評価項目

配点(5段階)

備考欄

第一印象(挨拶・清潔感・表情)

1〜5点

制服着用時を想像して判断

コミュニケーション力(応答の明確さ・聞く姿勢)

1〜5点

言葉遣いの丁寧さも含む

志望動機の具体性・お店への共感

1〜5点

「なんとなく」回答は減点

シフト適性(希望日数・時間帯の一致度)

1〜5点

即戦力性を評価

継続意志(長期勤務・安定性)

1〜5点

転職・進学計画の有無を確認

合計

/25点

正社員を採用する場合は、上記に加えて「マネジメント経験・責任感」「キャリアビジョンの明確さ」を各5点で追加し、合計35点満点にするとより細かく評価できます。アルバイトは25点満点のシートで十分で、シフト適性と継続意志に重みを置くのがポイントです。

備考欄には面接中に気になった発言や態度を短くメモします。点数だけでなく定性情報を残しておくことで、複数候補者を比較するときに判断が迷いません。

1-2. 面接の人数・所要時間・会場と服装の取り決め

面接官の人数について

アルバイト採用は店長1人でも問題ありません。ただし正社員採用では、店長+オーナーまたは店長+先輩スタッフの2名体制が理想です。複数の視点から評価できるだけでなく、応募者に「きちんと選考してもらえた」という印象を与え、内定承諾率にも好影響があります。2名の場合は、質問役と観察・記録役に役割を分担しておきましょう。

所要時間の目安

  • アルバイト・パート:15〜20分
  • 正社員:30〜45分

時間が短すぎると双方の理解が浅くなり、長すぎると応募者の疲弊と面接官の負担が増します。正社員面接では会社・仕事内容の説明に10分、質疑応答に20分、逆質問に5〜10分という配分が現実的です。なお、これらの時間はあくまで業界で一般的とされる目安であり、店舗の状況に応じて調整して構いません。

会場の選び方と事前案内

会場は営業時間外の店内か、別室・事務所が理想です。他のスタッフが行き来する中で実施すると応募者が話しにくくなるため、プライバシーに配慮した空間を確保してください。

応募者への事前案内メッセージには以下の内容を含めます。

〇〇様、このたびはご応募いただきありがとうございます。面接の詳細についてご連絡します。日時:〇月〇日(〇)〇時〇分場所:〇〇(店名・住所)※〇〇口改札から徒歩〇分持ち物:履歴書(写真貼付)服装:私服で構いません(清潔感のある服装でお越しください)ご不明な点はお気軽にご連絡ください。

服装の指定は「清潔感のある私服可」と伝えるのが一般的です。正社員応募者にはスーツまたはオフィスカジュアルを案内することで、職場の雰囲気を伝えることにもなります。


2. 面接当日の進め方と質問例

面接当日は「構造化された流れ」に沿って進めることで、評価の抜け漏れと時間超過を防ぎます。このセクションでは面接フローの全体像と、正社員・アルバイト別の質問リスト、志望動機の評価視点、逆質問とNG質問の対処法をまとめます。

2-1. 面接の基本フロー(5ステップ)

ステップ

内容

目安時間

①受付・アイスブレーク

着席後に「本日はお時間いただきありがとうございます」と声をかけ、天気や交通の話題で緊張をほぐす

1〜2分

②会社・仕事内容の説明

店の特徴・理念・業務内容・労働条件の概要を説明(後の質疑に備える)

5〜7分

③質問(経歴・志望動機・条件確認)

準備した質問リストに沿って進める。深掘りしたい場合は「もう少し教えてもらえますか?」と追質問

10〜25分

④逆質問

「何かご質問はありますか?」と促し、2〜3問を受ける

3〜5分

⑤クロージング

選考結果の連絡時期を明示して終了

1〜2分

評価シートへの記入は面接中に最低限のメモにとどめ、応募者が退出した直後に5分以内で記入するのが理想です。時間が経つほど記憶が薄れるため、次の業務に移る前に完了させてください。

2-2. 正社員向け質問例

正社員面接では「この人と長く働けるか」「店を任せられるか」を軸に質問を組み立てます。

必須10問(意図付き)

  1. これまでの飲食業界でのご経験を教えてください。(職務履歴の確認・深掘りの起点)
  2. 前職・現職を離れようと思ったきっかけは何ですか?(離職理由と価値観の確認)
  3. これまでにスタッフをまとめたり、後輩を指導した経験はありますか?(マネジメント適性)
  4. 繁忙期の連続シフトや急な欠員対応について、どのようにお考えですか?(負荷耐性・責任感)
  5. チームで意見が分かれたとき、あなたはどう動きますか?(協調性・問題解決力)
  6. 週何日・どのようなシフトを希望されていますか?(条件のすり合わせ)
  7. 当店を志望された理由を具体的に教えてください。(志望動機の真剣度)
  8. 3〜5年後のキャリアイメージはどのようにお考えですか?(長期勤務意向)
  9. 今の時点で、入社後の業務で不安に感じることはありますか?(課題認識・自己理解)
  10. 給与・待遇についてのご希望はありますか?(条件確認)

深掘り5問

  • 仕事でいちばん失敗したエピソードと、そこから学んだことを教えてください。
  • 「良い職場」とはどんな環境だと思いますか?
  • お客様からクレームを受けたとき、どのように対応しましたか?
  • 自分の強みと弱みをひとつずつ挙げてください。
  • 当店に貢献できると思う点を教えてください。

2-3. アルバイト・未経験者向け質問例

アルバイト・パートの選考では、スキルよりも「シフトの安定性」「素直さ」「継続意志」の3点を優先して評価します。

基本8〜10問

  1. 週何日・何時から何時まで働けますか?(シフト適性の確認)
  2. 学校や他の仕事との兼ね合いはありますか?(両立可否)
  3. どのくらいの期間、働き続けることを想定していますか?(継続意志)
  4. 接客や飲食業の経験はありますか?ある場合はどんな仕事でしたか?(経験値の把握)
  5. 飲食のお仕事を選んだ理由を教えてください。(志望動機)
  6. 体力的にきつい日もあるかもしれませんが、大丈夫そうですか?(フィジカル耐性の自覚)
  7. 土日・祝日や繁忙期のシフトに入ることは可能ですか?(繁忙期対応の確認)
  8. 苦手な食べ物やアレルギーはありますか?(業務上の支障確認)
  9. ご自身の性格を一言で表すと、どんな人だと思いますか?(自己認識・協調性の確認)
  10. 当店に来たことはありますか?お店の印象はどうでしたか?(お店への関心度)

なお、「ご家族は働くことに理解がありますか?」といった家族に関する質問は、厚生労働省が採用選考時に配慮を求める「家族・生活環境に関する事項」に該当するおそれがあるため避けてください。高校生など未成年の応募者について保護者の同意を確認したい場合は、面接で口頭で尋ねるのではなく、応募時の提出書類(保護者同意書など)で確認する手続きに切り替えるのが適切です。

未経験者・高校生アルバイトの場合、資格や経験を問うよりも「すぐ来られる」「長く働ける」「素直に学べる」の3点が採否に直結します。面接中に明らかに自信なさそうでも、質問への応答が誠実で返答が具体的であれば、ポテンシャルとして高く評価してください。

採用ミスマッチを防ぐうえで要注意なチェックポイントは以下のとおりです。

  • シフト希望が「できれば〇〇」「なんとかなると思います」と曖昧
  • 土日・繁忙期の出勤可否について「たぶん大丈夫」と推測で答える
  • 辞める時期を最初から口にする(「〇月で終わる予定で…」)
  • 繁忙期・土日シフトを最初から強く拒否する

これらは後々のシフト調整難や突然の退職の予兆となるため、面接時点で条件を明確にすり合わせておくことが早期離職防止につながります。

2-4. 志望動機の評価視点|正社員・未経験者別の見分け方

採用側が高く評価する志望動機には、具体性・お店への共感・成長意欲という3つの軸があります。「御社が好きだから」で止まらず、「なぜ好きなのか」「入った後に何をしたいか」まで語れる応募者は、動機の本気度が高いと判断できます。

高評価を受けやすい動機パターン(正社員)

NG例:「飲食が好きで、以前から飲食業で働きたいと思っていました。」 >OK例:「アルバイト時代から食を通じて人を喜ばせることにやりがいを感じてきました。御店のコンセプトである〇〇に共感し、ゆくゆくは店舗運営に携わりたいと考えてここを選びました。」

高評価を受けやすい動機パターン(未経験アルバイト)

NG例:「家から近いので応募しました。」 >OK例:「以前、御店でランチをいただいたときにスタッフの方の対応がとても印象的でした。接客の仕事を経験してみたいと思い、ぜひここで働かせていただきたいと思っています。」

採用側として懸念すべき動機パターンは「近いから」「時給が良さそうだから」「他が全部落ちたから」の3つです。これらは否定材料にはなりませんが、そのままでは継続意志が読めないため、追質問で「長く働きたい理由」を引き出すようにしてください。

正社員の評価では将来ビジョンとの一致度も加点要素になります。一方、未経験アルバイトは動機の質よりも「意欲と継続性」を重視し、成長意欲が感じられれば経験・スキル不足を補って採用を検討する価値があります。

2-5. 逆質問の活用とNG質問一覧

逆質問で本気度を見極める

「何かご質問はありますか?」という問いに対する応募者の質問内容は、本気度と職場適性の重要なシグナルです。

  • 「職場の雰囲気はどんな感じですか?」→ 人間関係・環境を重視するタイプ
  • 「入社後に成長するために、どんな機会がありますか?」→ 向上心があり長期志向
  • 「繁忙期はどのくらい忙しいですか?」→ 現実を把握しようとする堅実なタイプ
  • 「何も思いつかないです…」→ 企業研究・意欲の低さと見なされる場合がある

逆質問への応答は、採用側もオープンに話せる範囲で正直に答えることが重要です。「忙しいです」「大変です」とありのままに伝えることで、入社後のギャップを防げます。内部の人間関係や他スタッフの個人情報に踏み込む回答は避けてください。

絶対にしてはいけないNG質問一覧

採用選考においては、応募者の能力や適性とは無関係な情報を収集することが法律上問題となります。以下は禁止事項の代表例です。

NG質問の例

カテゴリー

「出身地(出生地)はどちらですか?」「本籍はどこですか?」

本籍・出生地

「ご家族は何人ですか?」「家族の職業は?」

家族構成・親族

「宗教は何ですか?」「支持政党はありますか?」

思想・信条・宗教

「妊娠の予定はありますか?」

性別・妊娠・出産

「持病はありますか?」「健康状態を教えてください」

健康状態(業務遂行上、合理的・客観的に必要な場合を除く)

根拠法令は主に職業安定法第5条の5(および平成11年労働省告示第141号)と男女雇用機会均等法第5条です。職業安定法では、社会的差別の原因となるおそれのある個人情報の収集が原則として制限されており、男女雇用機会均等法では募集・採用における性別を理由とする差別が禁止されています。これらの質問は応募者の合理的評価とは無関係であり、プライバシー侵害・差別につながるため、採用担当者は事前に把握しておく必要があります。

なお、健康状態については「業務遂行上必要な場合」に限って確認が許容されますが、飲食店で採用後に実施する検便(細菌検査)などの衛生管理上の検査は、面接時に健康状態を聴取する正当化根拠にはならない点に注意してください。

「特定の曜日に働けるか」を確認したい場合は「宗教上の休日があるか」ではなく「〇曜日の出勤は可能ですか?」と業務条件として尋ねる代替表現を使いましょう。詳しくは厚生労働省「公正な採用選考の基本」および「採用選考時に配慮すべき事項」を参照してください。


3. 合否判定の基準と通知方法

面接後の意思決定をスムーズにするためには、評価シートの合計点だけでなく「継続性」「価値観フィット」「チームとの相性」という定性軸も判断基準に組み込んでおくことが大切です。

3-1. 採用・不採用の判断基準と早期離職を防ぐ見極め

評価シートの点数はあくまで一つの材料です。合計点が高くても、以下の定性チェックで懸念が残る場合は慎重な判断が必要です。

採用判断の総合フレーム

判断軸

正社員で重視

アルバイトで重視

継続性

◎ キャリアビジョンの整合性

○ シフト安定・退職リスクの低さ

価値観フィット

◎ 店の方向性・文化への共感

△ ある程度の共感があれば可

チームとの相性

○ リーダーシップと協調のバランス

◎ 協調性・素直さ

スキル・経験

○ 即戦力であれば加点

△ 未経験でも意欲があれば可

採用側から見た「受かりやすい人」の共通点

  • 質問に対してエピソードを交えて具体的に答えられる
  • シフト希望が明確で、稼働条件のすり合わせができている
  • 自分の言葉で志望動機を語れる
  • 入店時の挨拶がはきはきしている

「落ちやすい人」の共通特徴

  • 答えが「はい・いいえ」のみで深掘りできない
  • 退職理由が前職・職場への批判のみ
  • シフトに関して条件が非常に多い・曖昧
  • 準備不足が見え、お店のことを全く調べていない

複数候補者がいる場合は、評価シートの得点順に並べた後、「最もシフト穴が生じにくいのは誰か」「今のチーム構成に何が不足していて、それを補えるのは誰か」という視点で優先順位をつけると判断が整理されます。

3-2. 合否通知のタイミングと電話・メール文例

通知タイミングの目安

面接翌日から遅くとも3営業日以内に連絡するのが一般的な目安です。選考結果が遅れるほど、応募者が他社の選考を進め、内定承諾率が下がります。採用可否の判断に時間がかかる場合でも、「〇日を目安にご連絡します」と面接のクロージング時に伝えておくことでトラブルを防げます。

電話・メールの使い分け

正社員の合否通知は電話が基本です。入社に向けた細かい確認事項が生じやすく、応募者の反応をリアルタイムで把握できます。アルバイト・パートはメールでも問題ありませんが、採用通知は電話で先に伝えてからメールでフォローする方が、喜びが伝わりやすく辞退防止にもつながります。


採用通知:電話スクリプト例

「〇〇様、〇〇(店名)の△△と申します。このたびはご面接にお越しいただきありがとうございました。選考の結果、ぜひ〇〇様に当店でご活躍いただきたいと思い、ご連絡いたしました。入社日や詳細については改めてメールでもお送りします。ご都合はいかがでしょうか?」

採用通知:メール文例

件名:採用のご連絡【〇〇(店名)】 >〇〇様 >先日はご面接にお越しいただきありがとうございました。厳正な選考の結果、ぜひ〇〇様にご入職いただきたく、採用のご連絡を差し上げます。 >つきましては、入社日・シフト・その他詳細について確認させていただきたく存じます。ご都合の良いお日にちをご返信いただけますでしょうか。 >どうぞよろしくお願いいたします。〇〇(店名) 担当:△△

不採用通知:メール文例

件名:選考結果のご連絡【〇〇(店名)】 >〇〇様 >先日はご面接にお越しいただき、誠にありがとうございました。厳正な選考の結果、誠に残念ながら今回はご縁に至らなかったとのご連絡を差し上げます。 >〇〇様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。ご応募いただきましたこと、重ねてお礼申し上げます。 >〇〇(店名) 担当:△△

不採用通知にはNG理由を記載しないのが基本マナーです。「他の応募者と比較して」といった表現も避け、シンプルかつ配慮のある文面にとどめてください。


よくある質問

Q. 飲食店の採用面接で必ず聞くべき質問は何ですか?

正社員・アルバイトを問わず必ず確認すべき項目は「志望動機の具体性」「シフト希望と稼働可能な日数・時間帯」「継続して働ける見込み」の3点です。これらは採用後のミスマッチを最も直接的に防ぐ情報であり、どの雇用形態でも省略できません。詳しくは「2-2. 正社員向け質問例」「2-3. アルバイト向け質問例」をご参照ください。

Q. アルバイトと正社員で面接の流れや質問内容は変えるべきですか?

基本フローは共通ですが、質問内容・所要時間・評価項目は変えるべきです。正社員はキャリアビジョン・マネジメント経験・責任感を重視し、30〜45分かけて深掘りします。アルバイトはシフト安定性・協調性・素直さを重視し、15〜20分で完結させるのが一般的です。評価シートも雇用形態別に重みづけを変えると精度が上がります。

Q. 採用面接の評価シートはどのように設計すればいいですか?

「第一印象」「コミュニケーション力」「志望動機の具体性」「シフト適性」「継続意志」を各5段階で評価する25点満点のシートが飲食店の基本形です。正社員には「マネジメント適性」「キャリアビジョン」を加えた35点満点版がおすすめです。本記事1-1節に表形式のサンプルを掲載しているので、コピーしてそのまま活用できます。

Q. 志望動機はどんな内容だと高く評価すればいいですか?

「具体性」「お店への共感」「成長意欲」の3軸が揃っている動機が高評価です。「家が近い」「時給が良い」だけの動機は否定材料ではありませんが、継続意志が見えにくいため追質問が必要です。正社員は将来ビジョンとの一致も加点要素になります。NG例文とOK例文の比較は「2-4. 志望動機の評価視点」をご覧ください。

Q. 面接の合否判定はどのような基準で行えばいいですか?

評価シートの点数に加え、「継続性」「価値観フィット」「チームとの相性」の定性3軸を組み合わせた総合判断がおすすめです。点数が高くてもシフトの折り合いがつかない場合や、チーム構成との相性に懸念がある場合は慎重に判断します。複数候補者がいる場合は「今の現場に最も必要な人材は誰か」という視点で優先順位をつけてください。

Q. 合否通知はいつ・どのように(電話 or メール)行うのが適切ですか?

面接翌日〜3営業日以内を目安に通知します。通知が遅れると応募者の他社辞退や内定承諾率の低下につながります。正社員は電話優先、アルバイト・パートはメールでも可ですが、採用通知は電話→フォローメールの流れが喜びを伝えやすく辞退防止に効果的です。不採用通知はメールで簡潔かつ配慮ある文面で送ります。

Q. 「何か質問はありますか?」という逆質問には面接官としてどう答えますか?

応募者の質問には誠実かつオープンに、話せる範囲で正直に答えましょう。「繁忙期は忙しいです」「未経験でも3ヶ月で独り立ちできるよう教えます」といったリアルな情報は入社後のギャップ防止になります。他スタッフの個人情報や内部の人間関係の詳細には踏み込まず、業務内容・成長機会・職場環境についての質問に重点的に答えると信頼感が生まれます。

Q. 未経験者の応募者はどうやって評価・見極めればいいですか?

未経験者はスキルではなく「素直さ」「協調性」「継続意志」の3点を中心に評価します。質問への応答が誠実かどうか、お店に興味を持って調べてきたかどうかも重要なシグナルです。シフトの安定性が確認できれば、経験不足は入社後の育成で補える場合がほとんどです(未成年の場合、保護者の同意は面接での質問ではなく応募書類で確認します)。「素直に学べる人材かどうか」を主軸に判断してください。

Q. 採用面接の所要時間はどのくらいが適切ですか?

アルバイト・パートは15〜20分、正社員は30〜45分が一般的な目安です。短すぎると双方の相互理解が不十分になり、採用後のミスマッチリスクが高まります。正社員の場合は会社説明10分・質疑応答20分・逆質問5〜10分という配分が現実的です。所要時間は事前に応募者に伝えておくと、双方の準備が整いやすくなります。

Q. 面接でしてはいけない質問(違法・NG質問)にはどんなものがありますか?

本籍・出生地・家族構成・宗教・思想・妊娠予定・健康状態(業務遂行上必要な場合を除く)などは就職差別につながるNG質問です。根拠法令は職業安定法第5条の5(および平成11年労働省告示第141号)と男女雇用機会均等法第5条です。「土日に働けるか」を確認したい場合は宗教を聞くのではなく「〇曜日の出勤は可能ですか?」と業務条件として尋ねることで、問題なく確認できます。

Q. 採用面接は何人で行うのが理想ですか(1対1 vs 複数面接官)?

アルバイト採用は店長1人でも問題ありません。正社員採用では、店長+オーナーまたは店長+先輩スタッフによる2名体制が推奨です。複数の視点で評価できること、そして応募者に「丁寧に選考された」という印象を与えられることが理由です。2名体制の場合は、質問役と観察・メモ記録役に役割を分担しておくとスムーズに進みます。

Q. 採用面接の準備として事前に何をすればいいですか?

①評価シートの作成(評価項目と配点の確定)、②質問リストの用意(正社員・アルバイト別)、③会場の整備(静かなスペースの確保)、④応募者への事前案内(日時・場所・持ち物・服装の明示)、⑤面接官の役割分担(複数の場合)の5点が主な準備項目です。当日に「何を聞こうか」と考え始めると面接の質が下がるため、前日までに全て揃えておくことが重要です。


本記事の金額・制度情報は執筆時点の目安です。実際の費用は業態・規模・地域・時期により異なり、補助金・融資・許認可・税の最新かつ正確な情報・要件は各公式(日本政策金融公庫・中小企業庁・各自治体・税務署等)で必ずご確認ください。


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